IPO不況 IPO recession 2004 11 6
アメリカの株式市場は、好調なのに、
日本の株式市場は、上昇はするが、力強さを欠く。
大型のIPO(新規公開株)が続くことも原因かもしれない。
限られたパイ(資金)を、既存の株とIPOが奪い合うことになるので、
お互いに、さえない結果となるのでしょう。
中小のIPOならばともかく、
大型のIPOは、自力で「新規の投資家」を見つける努力をすべきです。
たとえば、今まで株式投資をしていなかった人とか、
欧米の投資家とか、産油国の投資家とか。
今のままでは、国内の資金は限られているので、
限られたパイを奪い合うことになります。
IPO関係者は、どれだけ、新規の投資家を開拓したか。
株式公開すれば、なんとかなると考えるのではなく、
そういう点も努力すべきでしょう。
IPOによる不況 2003 12 12
新興市場においては、
12月に入って、相次ぐ、IPO(新規公開株)。
しかし、ただでさえ、出来高が少ない新興市場が、
さらに、出来高が少なくなった。
9月の雨 September rain 2004 10 20
今の株式市場を見ていると、
個人投資家の動きが鈍いと思います。
それは、「9月の雨」で、風邪を引いたからです。
9月下旬は、小口の売りでも値を崩す銘柄が多かったのです。
いつもならば、分厚い「買い板」があったので、
そこから、個人投資家は、買い上がって行ったのです。
つまり、個人投資家は、分厚い買い板を株価の底と見なして、
上値を追い求めていったのです。
ところが、9月下旬は、こうした買い板がなくなってしまったので、
小口の売りでも、簡単に値を崩す銘柄が多くなってしまったのです。
これが、個人投資家にとって、冷たい雨となり、風邪を引く原因になったのです。
早く、個人投資家が、こうした風邪から治り、元気になってほしいと思います。
個人投資家の動きが鈍いと、相場に「花」がありません。